SADISTIC AUR●RA SH●W 3

音楽と日常
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# ★色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年/ 村上春樹

久々に本の感想を。

最近、本読んでないわけではないのだけど
少し減っていることは事実。

それと
すごく好きな本、に最近出会えていないのでさみしい。


以下ネタバレ含む。




とても興味深い設定。

4人の色彩を持つ友達、そこから切り離されたつくる。


学生時代のこういった出来事が、深い傷を残すのは解る。

その時は狭いコミュニティがすべてだしね。

今回に関しては、地に足がついた読み方をすれば、
非常に現実的な物語として読むことができる。

こびとも出てこないし、鰯も降ってこないし、月もひとつだ。



シロのことがとても気の毒だと思う。

ひとりで死んでしまったシロのことを考えるとかなしくなる。
それは結局、だれだったのか。
象徴的な影、あるいは影のような「なにか」なのか。


シロとクロは、ノルウェイの森の直子と緑を彷彿とさせた。


最後の新宿駅の描写は、そこだけ浮いているようで
個人的には嫌だったのだけれど

多崎つくるが、このように重要で、素晴らしい駅をつくる人間であり
色彩のない人間であるどころか
ハンサムで頭が良くて、すばらしい男性であったと
表現するためであるなら、説明はつく。

ただ、もう少し違った描写でもいいような気がしたのだけど。個人的には。


あと、ピアノの描写、死期の前の特別な能力、6本の指、などが
後のほうに、はっきりとリンクしてくるかと思いきや、そうでもなかった。

いつもは、全部が割とはっきり繋がりを持った作品が多いような気がするけど
今回は、不可解な点もけっこうあった。

答えが用意されているのかわからないけど。


総じて、個人的にはそこまで良いとはおもわなかった。
もちろん、悪くはないけれど。
みんな、村上春樹に過剰な期待をしすぎているとおもう。


長々ととりとめのない感想でした。



余談。


最後のシーンで

多崎つくるが、彼が素敵で魅力的な男性であるという象徴として、
タグホイヤーの時計をしていた。

その時、わたしは個人的に興奮してしまった。
わたしは恋人にタグホイヤーの時計を買ってあげたばかりだったのだ。

なんてタイムリーな!

わたしも恋人も村上春樹がすきなので、非常に嬉しかったな。

| - | - | 16:28 | category: ほん |
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update : 13/2/18
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